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2003.9.28白馬岳

 前日は冷たいガスに濡れながらの大池からの辛い登り。
 前夜はテント場の隣人の恐るべき鼾に悩まされた長い夜。
 けれどこの日は、黒部の谷を挟んで剣・立山が聳え、縦走路の遙かに槍・穂高も抜き出て、ここ白馬の頂と響き合う大快晴。
 そして帰途、眩い展望に疲れた瞳を潤したのは、紅葉と白砂の山肌に静まる長池の瑠璃の宝玉。