紅葉ハイクのつもりで鈴鹿に入ったら、山には雪がどっさり。 まだ冬支度を終えていない木々は大混乱で、真っ白な山道には赤や黄ばかりか、早すぎる寒波に突然死した青葉も散り敷いて、なんともカラフルな雪景色。 そのうえ、落葉前に雪にのしかかられて倒れ伏した若木、裂け落ちた枝、根こそぎ倒れた幹まで横たわり、山は声の無い怨嗟に包まれているよう。 化かされたような気分で峠まで登り、コーヒー一杯だけ飲んで帰った。