▲BACK


25

鈴鹿・御池鉱山跡2001.4.7

 山旅の途中に出会った古い鉱山町の跡。
 神社のものらしい崩れかけた石段を登ると、軟体動物のように根を伸ばした木が立ち塞がっていた。
 社殿の跡も我勝ちに木々が占拠していて、
 「もうこの山はお前たちのものではない」
 「もうこの土地をお前たちの自由にさせない」
 そんな声が聞こえてくるようだった。