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くらます2001.3.3

 あまり人の登らない山に登ったら、頂上は頼りない雪のリッジだった。
 少し焦っていたので仕方なく、危うく腰掛けて昼食をとっていたら、谷底へ地図とカメラケースを流してしまった。
 食べ終わって先に進むと、すぐに野球場ほどのまっ平らな広場が現れて、お昼寝でもどうぞときれいな雪原を広げていて、くやしいやら情けないやら。
 遠くにデンと座った氷ノ山が、この未熟者めと笑っていた。