冑山滴翠

 甲山無一樹  六甲山には木一本ないから

 冑嶺翠逾明  かぶと山の緑がますます鮮やか

 行人西驛道  西宮に向かう街道を行き来する人を

 如送又如迎  まるで見送り 出迎えているよう

詩をめぐる考証あれこれ